法的な〈不倫〉は、肉体関係があることです。不倫があった事実を証明するためには、性交渉・肉体関係があったことを証明する証拠、少なくとも、性交渉・肉体関係があると推測される証拠が必要となります。

不倫の確実な証拠となるもの

  • 性交渉が撮影された映像、性交渉中の録音データ
  • 相手と上半身裸で寝ている写真
  • ラブホテルへの出入りの写真、泊りがけの旅行に行っている写真 など

証拠の集め方

配偶者(夫・妻)の鞄の中、車の中、携帯電話、財布、SNSを調べてみてください。
それでも見つからない場合は、探偵などを使って証拠を確保する必要があります。

組み合わせることで、効力を強める証拠もある

1つだと不倫の証拠として不十分なものも、2つ以上組み合わせることで、効力が強まる証拠もあります。

①夜の時間帯に待ち合わせをしているLINE(メール)と、翌朝のお別れLINE
(例:当日18:36「今どこ?」、「着いたよ、●●前!」→翌日9:05「寝顔が可愛かったよ」、「恥ずかしい・・・ありがとうね、また会いたい」等)

②その日時に適合する写真や、デートをしていたことの自白など

①だけだと、お互いに寂しくて「ごっこ」遊びのようなLINEをしていただけと主張されることがあります。他方、②だけだと、ただの食事やデートだから、不貞行為ではないと主張されてしまいます。

不倫は確実な証拠集めが大切

相手の不倫に気づいたら、まずはしっかりと証拠集めをしましょう。離婚をする場合でも、しない場合でも、確実な証拠が、慰謝料の額を大きく左右します。

解説動画

下記の動画も併せてご覧ください。
 

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