配偶者に不倫をされた場合、慰謝料の相場は、50〜300万円くらいになります。
具体的な慰謝料の相場
離婚をした(する)場合:150万円〜300万円
離婚をしない場合:50万円〜200万円
事実婚の場合:50万円〜200万円
夫婦関係や不貞行為の期間等、様々な要素によって慰謝料が変動します。
慰謝料が高かった事例
①令和に入ってからの裁判例(東京地裁令和3年1月20日)
〈婚姻期間が10年以上で、不倫相手との間に子供ができていて、不倫発覚によって浮気された側がPTSDを発症した〉という事例で、慰謝料額300万円。
慰謝料が低かった事例
①令和に入ってからの裁判例(東京地裁令和元年10月30日)
〈婚姻期間が6ヶ月程度で、証明できた不貞行為の回数が1回〉という事例で、慰謝料額40万円。
②平成20年代の裁判例(東京地裁平成21年11月26日)
〈不貞行為があったとき、夫婦関係がすでに悪化していて、浮気された側が夫婦関係の修復に協力しなかった事例。具体的には、性交渉を拒否していたり、無断で長期間実家に帰っていた〉という事例で、慰謝料額30万円。
慰謝料が多く貰えるのは、どんな場合?
婚姻期間が長い、夫婦関係が良好である、子供がいる、加害者らの対応が不誠実である、不倫されていた期間が長い、離婚をしている、子供に障害がある、被害者側のダメージが大きい等の理由があると、慰謝料を多くもらえる見込みがあります。
不倫をされた場合、慰謝料の相場は50〜300万円
配偶者に不倫をされた場合、慰謝料の相場は、50〜300万円です。夫婦関係や、不貞行為の期間等、様々な要素によって慰謝料が決まりますが、その中でも、確実な証拠が慰謝料を大きく左右します。不倫をされているかも…と感じたら、まずは確実な証拠集めをしましょう。
解説動画
下記の動画も併せてご覧ください。